顧客の獲得がうまくいかないと、資格試験の勉強で忙しくて助成金が提案できない、と勉強のせいにする方がいます。
これは顧客が増えない理由を資格勉強のせいにして逃げているだけです。そういう方に「何を勉強しているのですか?」と聞くと、特定社労士、行政書士などの試験の勉強と答える方が多いです。
これらの試験に合格するためには時間を取られます。しかし、既に社労士の資格があるなら売上を上げるために他の資格を勉強する必要はありません。
筆者は、特定社労士の試験は受けたこともないですし受ける予定もありません。労使トラブルがこじれたら弁護士に委任すればよいだけですから、試験勉強をする時間は売上を増やせることに費やします。
よく資格をたくさん取得すると売上が増えると信じている方がいます。しかし、売上を伸ばしている社労士がたくさん資格を取得しているという話を聞いたことがありません。顧客獲得のために勉強をするなら、資格試験ではなくマーケティングについて勉強したほうがよっ
ほど顧客獲得に直結します。
売上を上げている社労士はシングルライセンスの方が多く、複数の資格を持っていてもそれは開業前に取得したものです。資格試験の勉強をする時間は無駄です。努力して保有資格を増やしても売上の増加とは無関係です。
