北九州市から新型コロナ対策に関わる補助金をだまし取ろうとした疑いで逮捕された会社役員の男ら2人が、9日に検察庁へ送られました。
送検されたのは北九州市八幡西区の会社役員、義金朋憲容疑者(43)と小倉南区の会社員、三吉賢治容疑者(34)です。
2人は2020年6月、知人の飲食店経営者2人と共謀し、新型コロナ対策に関する北九州市の補助金計60万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
市の補助金とは、換気扇を設置するなど感染を防ぐ取り組みをした店に最大20万円を出す仕組みで、2人は、知人が経営する3つの店舗で換気扇を設置したように装った写真を市に提出していました。
設置場所について不審に思った市の職員が店舗を確認して、犯行が発覚しました。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、余罪が数十件あるとみて捜査しています。