の補助金には補助率と金額の上限がある。補助率とは補助対象となる費用全額に対して、そのうちいくらまでが補助されるかという割合をいう。ほとんどの補助金の補助率は2分の1から3分の2程度で、残りは事業者自らの負担となる。
金額上限は補助金の種類によってまちまちで、数十万円から1,000万円前後が一般的だが、中には数年間にわたり合計1億円近くという補助金もある。
公募期間と審査
事業系の補助金は毎年1回ないし数回の公募が行われる。公募期間は短い場合、1か月程度のケースもあり、この限られた期間の締切に間に合うように申請する必要がある。短期間で多くの申請書類を作成する必要があるのでかなりの労力がかかる。また、形式要件の審査だけでなく、事業計画書の内容を評価する審査があり、この那査次第で採択、不採択が決定される。国の補助金は書類審査のみが原則だが、地方自治体の補助金などでは経営者への面接審査が行われる場合もある。
補助金申請から支給までの流れ
補助金は、申請してめでたく選ばれたとしても、実際に支給を受けるまで
に何段階かの手続きが必要になる。その間1年以上かかることも十分あるの
で、自己資金の準備は当然として、全体の流れを理解しておく必要がある。
