事業計画書作成のポイント
申請書類のうち、内容審査の主な対象となる点で最も重要な事業計画書の作成に関して全般的な留意点について解説する。
ものづくり補助金の採択/不採択は、形式的な要件充足は当然として実質的には事業計画書の内容次第で決まる。審査で評価される事業計画書作成のためには審査項目を踏まえ、必要な項目を漏らさず、具体的に書くことがポイントとなる。
事業計画書の重要性
申請書類の中で最も重要で実質的な審査の対象になる部分が事業計画書である。事業者の業歴や業種、対象事業の事業実施時期などの要件は、形式上合致していれば不採択にはならない。一方、事業計画書の審査では内容に対する審査員の評価点数によって、採択/不採択が決まることになる。書類審査において事業計画書の内容次第で評価されるので、事業計画書に何をどう書くかが極めて重要である。審査での評価は別としても、ものづくり補助金の対象事業は、そもそもこれから取り組む新しい事業なので、事業の成功へ向けて事業計画を具体的に練ることは必要なことである。
【事業計画書作成のポイント】
・補助事業に対する経営者の強い想いが伝わるストーリーがあるか
・補助事業に取り組む動機 きっかけ、目的、 背景·経緯が明確か
・数字や固有名詞を要所で使うなど計画の具体性が十分あるか
・第三者の評価や意見、事実などをもとにした客観性があるか
・抽象的な表現、あいまいな表現、不明確な記述が多くないか
・審査ポイントである革新性、実現性、収益性などの点で評価できる要素が具体的に書かれているか