GビズIDとは
GビズIDとは、1つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるアカウントサービスです。
各種補助金はもちろんのこと、社会保険、雇用保険など会社で必要になる様々な申請手続に対応をしています。今までは申請をするごとに会社や本人を証明する書類提出が必要でした。
しかし、紙の書類を準備して手続が煩雑でした。 このGビズIDを活用することで、個別確認が不要になり、スムーズに申請手続ができるということが一番のメリットと言えます。
どうやって登録するの?
昨今は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、電子申請がよりフォーカスされました。GビズIDの登録は簡単にできます。GビズIDのホームページがありますので、そこから登録をするだけで無料登録が可能です。
GビズIDのウェブサイト (https://gbiz-id.go.jp/top/) のトップページにはGビズIDを使い始めるにあたってのわかりやすい動画などがありますので、作成は難しいものではないでしょう。
ただし、トップ画面には、 「GビズIDプライム」と「GビズIDエントリー」という2つの登録ができるようになっています。この違いをご説明しましょう。
●GビズIDプライム
GビズIDプライムには登録の際の申請書と合わせて、「印鑑証明書」や「代表者印」(個人の場合は実印)が必要です。登録には2週間前後かかってきます。
GビズIDプライムは、申請できる手続の範囲が広く、今GビズIDを活用して申請できる行政手続すべてを使うことが可能です。しかし、登録には時間がかかりますので、申請手続には余裕を持ってください。
●GビズIDエントリー
GビズIDエントリーは、WEB上で登録のみでアカウントが発行できます。GビズIDプライムの登録のように書類提出なども不要ですので、すぐに使用が可能です。しかし、使える行政サービスには限りがあり、「各種補助金申請」にはGビズIDエントリーでは使うことができません。
今後も、補助金申請をしていくことを考えますと、初めから「GビズIDプライム」のアカウントを作成することをおすすめします。
何に活用できるの?
GビズIDを活用すれば、今まで紙で申請していた行政手続が電子で申請できることはわかりました。
「でも、どんな行政手続に使えるの?」と疑問に思われたかと思います。
どんな手続ができるのかをご紹介します。
●GビズIDでできる行政手続一例
GビズIDで電子申請できるサービスはいくつかありますが、ここでは代表的な申請手続についてご紹介いたします。
・jGrants (ジェイグランツ) 担当省庁:経済産業省
「補助金申請」をするためのシステムです。 活用できる補助金を探すことから、申請手続、後の実績報告までワンストップでできるシステムになっています。
・社会保険手続の電子申請
インターネットを活用して、24時間社会保険手続の申請・届出ができるシステムです。
これからますます電子申請が一般化していく中で、今は限られた行政手続のみが電子申請できる
状況ですが、 今後のことを考え、早めに「GビズID」を取得しておいて損はないと思います。
(https://www.jgrants-portal.go.jp/)
(https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/index.html)